今年のお正月は、水漏れで始まった。
しかもダブルで突然やってきた。
最初に気づいたのは、朝、洗濯している時だった。
洗面台の水が、ちょろちょろ流れている。
閉め忘れか?しかも何度も・・・。
当然疑われたのは、日頃から何かとやらかす高校生の娘だ。
頭に来たので、まだ寝ている娘をたたき起こそうと思ったが、よく考えると、
さっき洗面台を使ったのは、自分だったことに思い至った。
何だ、犯人は私かい?
また、洗面台をのぞくとまた流れている。
そこで気が付いた。
水漏れだ~。
お正月で、幸い家にいた夫に「どうにかしてよ!」と言い放つ。
渋々夫は、冷蔵庫にペタンと貼ってある水道修理店に電話した。
ほら、アレよ、よくポストに入っている名刺ぐらいの大きさのマグネットチラシ。
水のトラブルお任せ下さいって宣伝文句が書いてあるやつ。
たまたま磁石代わりに、使ってただけなんだけど・・・・・
まあ、いいか、知ってる修理屋さんもいないし。
これが間違いだった・・・・。
一時間後に修理屋さんがやってきた。
中肉中背の30歳ぐらいの特徴のないありふれた顔の男。
どうやら、お湯の方がいかれてるらしい。
部品の取り寄せがあるので、いったん今日はお湯を止めるが、
作業代に8000円かかると言う。
それ、ぽったくりすぎじゃないの?
翌日から実家に帰る予定だったので、そのまま水漏れを
ほっとくわけにはいかないので、仕方なく作業を頼んだ。
ありふれた顔の男は、作業を終えると8000円を持って
そそくさと帰って行った。
名刺も領収書もなし。作業時間は20分程だった。
なんか腹が立った。
数日後、修理をするといくらぐらいかかるか電話した。
繋がらない!時間をおいて、電話をしてみるがやっぱり繋がらない。
通信音は聞こえるけれど、電話に出ない。
たまたま?
あいつ誰だったの?
そうこう言ってる間に、ある男が我が家にやってきた。
「なんか、近日変わったことはありませんか?」
誰、この人?
またもや30歳ぐらいの男。でも今度はイケメンじゃん!
「水道メータが、いつもの2倍近くになってます。今水道使ってますか?」
いや、使ってないはずだ。
その人が言うには、今この瞬間もメーターが回り続けていると言う。
暗いメーターボックスに二人で顔を突っ込んで、メーターを確認する。
「ほら赤い部分がまわってるでしょう?」
老眼だから見えないんだよ!
とは言えなかった・・・・。
メーターをのぞき込む二人の顔の距離5cm。
ドキドキした・・・・だってイケメンなんだもの。
「すぐに対応をされて下さい。今月の請求はちょっと高くなると思いますよ」
優しい水道検針員さんだったのね(水漏れのことはこの時頭にない)
家の中に戻ると、突然我に返った。
え~~~~~~~水道料が高額???
どこ?どこ?どかが漏れてるの?
考えられるのは、トイレしかない。タンクに水を入れる蛇口からは、
どう見ても水は出ていない。
緊急なので、仕事に出ている夫の携帯に電話してみた。
聞くところによると、一週間ぐらい前にトイレの水漏れに気づいて、
タンクの中をセッッティングし直たら、蛇口からの水漏れが止まったので、
直ったと思ってといたと言う。
直ってねーんだよ!このアホ!(心の中で毒づいた)
責めても仕方がないので、この前とは違う修理屋さんをネットで探して電話した。
8000円はあきらめた。電話に出ないって怪しいし。
今度の人は話したところ、感じがいい。ネット割で3000円割引してくれると言う。
イイかも。
その日の夕方、修理屋さんはやって来た。とりあえず見てもらって、
見積りを出してもらった。
この日の作業代(見てもらっただけ)は、6000円のところ、ネット割で
3240円だった。
何だ、修理頼むのにお金取るのか?
洗面台の修理も頼もうか迷ったけど、蛇口交換だけで60000円かかると言われ、
とりあえず、急を要するトイレだけ修理を頼んだ。
かかった費用は、ポールタッチの交換、排水バルブの交換、給水フレキの交換で
消費税含めて27000円だった。
高いと思ったけど、もう疲れたんだもの。
翌日、我が家のトイレの水漏れは、直りました。めでたしめでたし。
違ーう!
まだ、洗面台の蛇口の取り換えが残ってた!
お湯が出ないんだよ。冷たい水しか出ない状態。
こっちどうにかしなきゃ。
夫はもともと、洗顔は水。
とりあえず水漏れはないので気にする様子はない。
今、何月だと思ってんだよ!
この寒い中、娘は冷たい水で毎朝、顔を洗っている。
修行だ!と言い聞かせてはいるが・・・・・
きっと、その内怒りが爆発するだろう。
私は、あったかーいキッチンのお湯で洗ってるからいいけど。
(娘は鏡がないから、キッチンは嫌らしい、お年頃ですもんね)
未だ、60000円の修理に踏み切れないでいる。
夫に早くしてよ、と言うと、知り合いに設備会社の人がいるから聞いてみるだって。
そんな知り合いいるんだったら、最初から言えよ!
あー、もうすぐやってくる水道料の請求書が怖い。
我が家の水騒動は、まだしばらく続きそうだ。
やれやれ。