つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

高校生の娘に起きた奇妙な偶然は、必然だった!?

我が家の玄関の下駄箱の上に一枚の写真を飾っている。
娘が保育園の時の運動会の写真だ。
その頃一番の仲良しのHちゃんとのツーショット。
ピースサインで、満面の笑顔だ。
私の大好きな写真だ。
でも写すタイミングがちょっと悪かった・・・・・
と、以前は思っていた。
その後ろに眼鏡をかけた半べその女の子が、たまたま画面に入り込んで
しまっていたからだ。
 
その写真は、保育園の時からずっと置かれている。
もう十数年が経過していることになる。
他の場所に飾っている写真盾は、娘の成長とともに替えていったのに、
なぜかその写真だけは、一度も取り替えることはなかった。
 
私がずぼらな性格だからだけかもしれない。
 
娘が高校生になってから、度々、話の中にSちゃんと言う名前が出てくるようになった。
部活が一緒だったのだ。
聞くところによると、娘と同じ保育園だったらしい。
2年生になると、同じクラスになり一緒に遊びに行くことも多くなった。
帰りが遅い時など、Sちゃんのお母さんが自宅前まで送ってくれたりもした。
 
そんな中、学校での三者面談で、たまたまSちゃんの面談の次が娘だったこともあり、
Sちゃん親子と話す機会を得た。
 
Sちゃんを見た瞬間、奇妙な感覚があった。
 
知っている。
私はこの子を確かに知っている。
それもすごく知っている。
 
直観だった。
肝心な時には、私の勘は当たらないが、どうでもいいことはよく当たる。
 
娘に聞いた。
「中学校一緒だった?」
 
中学校も小学校も別だと言う。
 
どこで会ったんだろう・・・・・・。
保育園の時、見かけた記憶なのかも。
 
でも、なんか違う。
 
前世の記憶?
時々私の思考は飛躍する。
 
まあ、いいや。
気にするほどの事でもない。
 
忘れかけてたある日、突然謎が解けた。
写真だ。
あの、たまたま写りこんだ眼鏡をかけた半べその女の子だ。
 
娘も気づいてはいなかった。
そりゃそうだ、娘はもう写真など見ることもなかったのだろう。
 
だが、私は違う。
下駄箱の拭き掃除をする度にのぞき込んで、何百回も見てきたのだ。
いやそれだけじゃない。
娘に腹が立った時、この写真に何度も癒された。
 
その日、帰ってきた娘に写真を見せた。
「あっ・・・・・・・」
娘も驚いた。
 
ただの偶然だろうか。
それとも、写真が未来を予知していたのだろうか。
 
もし後者なら、出会いは初めから決まっていると言うことになる。
 
真意はわからないが、もうそろそろこの写真は片づけていいかもしれない。
 
娘の部屋には、昨年撮った修学旅行の時の仲良し4人組の写真が飾られている。
その中にピースサインのSちゃんもいる。
 
古い写真の役目は終わったのかもしれない。
 
このSちゃんが今、とんでもない状況に陥っている。
このまま書き続けたいが、明日も早い。
次回、続きを書こうと思う。