つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

年金機構は信用できない?だから捨ててはいけないあるモノ

前回のブログで、私の年金番号流出のことは書いた。

 

それとは別に、私にはどうしても年金機構に対して納得がいかないことがある。

 

3年ほど前のことである。

地元の年金事務所から一通のお知らせが来た。

なんと、国民年金の未払いがあるので、払えとのお達示だった。

しかも、10年近く前の未払いである。

 

何今頃、わけが分からない。

何かの間違いだろう。

そう思って、しばらくは放っておいた。

 

年金定期便には、未納の記録は一切ないのだから大丈夫のはずだ。

愚かにもそう思っていた。

 

放っておいたのは、3カ月ぐらいだったと思う。

とっくに支払期限は過ぎていた。

さすがに気になり始め、調べてみると、夫が失業していた時期と重なっている。

 

私は第3号被保険者なので、夫が失業して社会保険を外れると、当然自分にも、国民年金が発生することになる。

 

当時、私はわずかだが収入があり、自分の費用は自分で払っていたので、国民年金も自分で払ったことを覚えていた。

未払いにした記憶はない。

 

それまでに送られてきた年金定期便には未納の記録は一切なかった。

すべて、納入済みの優秀な記録簿である・・・・・はずだった。

 

しかし、

 

催促の文面と一緒に送られてきた被保険者記録照会なるプリントには、国民年金だった期間11カ月のうち4カ月は支払い済みとなっていたが、残りの7カ月分が未払いになっていた。払ったつもりだったが、払ってなかったのか・・・・・?

10年も前のことだ、覚えているわけがない。

そんな昔の領収書など、さすがに取ってはいなかった。

 

とりあえず封筒に書いてあった年金事務所の番号に電話をしてみた。

 

すると、間違いなく未払いだと女性の声で言われた。

そう言うなら、そうなのだろう。

そうなのだろうか・・・・・。

しかも、

「納付期限までに支払われなかったので、4カ月分は時効により消滅しましたので、

残り3か月分だけ、早急に支払ってください」

と女性職員は言い放った。

 

はあ?

こんなのアリかい?

時効?

何だいそりゃ・・・・。

 

私は納得がいかなかったので、上役の人と電話を代わって欲しいと頼んだ。

 

係長だか何だかの男性職員に電話が繋げられた。

 

「あのー、時効で消滅ってどういうことですか?未納のお知らせが来たのは、ほんの3カ月前ですよ。しかも年金定期便には未納の記録は一切なかったんですよ。おかしくないですか?、だから、ずっと払っていないなんて知らなかったんです。未納があると、年金満額もらえないんですよね?」

まだこの時までは、強気だった。

 

男性職員は、払ってないのだから当然年金額はその分減ると言う。

年金定期便の記録にしても、担当が違うので何でそうなっていたのかは分からないと言う。

しかも、ちゃんと通知は出したのだから、期限内に払ってくれればこんなことにはならなかったと言った。

 

要するに、期限内に払わなかった私が悪いということらしい。

そっちに非はないんかい?

時効ぎりぎりに、通知出しといて。

こっちにいわせりゃ、そもそもなんでもっと早く未払いの通知をくれなかったんだと言いたくなる。

 

私はまだ懲りずに、

切々と同情を引くようにその係長とやらに訴えた。

明日にでも振り込むので、時効の分も払わせて欲しいと懇願した。

 

4カ月分の保険料が時効・・・・

年金が減額される・・・・

月々で考えれば確かに受取額はわずかな違いだろうが・・・

千円ぐらいか?

でも、平均寿命を考えて、30年間毎月減額された金額をもらうとすると、その差は大きい。

安易に引き下がるわけにはいかなかった。

 

それなのに、答えはNO!。

 

お国の事業なんて、一切の例外など認めない。

彼らは、ただ規則に従ってロボットのように答えるだけだ。

 

国民一人の不信感より、秩序を守る事の方が大事なのだろう。

 

個人の力なんて、無力だ。

巨大組織の前では、言いなりになるしかない。

 

過去の私達は、ずっと信じて来なかっただろうか。

お国のやる一大事業である年金記録に、間違いなどあるはずがない。

民間企業のように営利ではないのだからはるかに信用があると。

 

だが、年金事業は、その期待に応えずいくつもの不祥事を繰り返してきた。

 

代表的なものを振り返ってみると・・・・・・

 

2004年     公的年金流用問題

 

                 国民から集めた年金保険料が、年金給付以外のものに利用されていた。

                 長年にわたる5兆とも6兆とも言われる巨額な無駄遣いは、多くの批判を

        浴びた。

                (旧社会保険庁時代)

 

2007年      年金記録問題

  

                  当時の社会保険庁のオンライン化で、統合整理されていない年金が5000万件                      あることが判明。

                  消えた年金記録などと言われ、問題となった。

                  納付した国民年金が、領収書がないために納付と認められなかったケース、

                  納付した厚生年金のデータが台帳に残っていなかったなどが取り沙汰された。

        (旧社会保険庁時代)

        この問題、途中でうやむやになったのでまだ完全に解決していない。

 

2015年     年金情報流出事件

 

                 日本年金機構のコンピューターにウィルスメールによる不正アクセスが行われ、                    一時的に職員の共有フォルダーに保存していた125万件の個人情報が流出

                 した。  (基礎年金番号、名前、住所、生年月日) 

                 ※  旧 社会保険庁時代にも不正アクセスとは違うが、漏洩事件を起こしている)

 

よくよく考えてみると、私が払わなかったとされる保険料は、オンライン化される前になるので、消えた年金記録の可能性がないとも言えない。

 

もう、終わったことは掘り返しても仕方がない。

 

あの時まだ払うことができた3か月分の国民年金保険料。

領収書はしっかりと保管してある。

年金をもらうその日まで、しっかりと持っておくつもりだ。

 

最近は、働き方が多様化し、年功序列もすっかりなくなってきた。

今後、昔のように一つの職場にとどまり続ける人は減っていくだろう。

当然そのような働き方をすれば、国民年金(個人払い)と、社会保険(会社加入)を

交互に繰り返すことになる。

 

その時に忘れてはいけないことが、

 

国民年金保険料を払ったら、領収書は必ず保管すること!

 

そして、仕事を変わる度にしっかりと、手続きを行うことが超大事である。

 

年金機構に任せっぱなしは危険だ。

 

私は声を大にして言いたい。

 

自分の年金は、自分で守ろう!