つつのんの気まぐれ日記

アラカン女子の複雑怪奇な頭の中を書いていきます。

35年来の親友

ゴールデンウイーク初日に実家に帰った。

 

車で2時間半かかる。

 

実家で一泊し、帰りにいつも立ち寄る場所がある。

 

友人のN子宅だ。

 

子供は独立し、ご主人は今日、テニスに行っている。

何とも、ご主人には不似合いなスポーツだ。

しかもテニスウェアーを着て。

 

帰ってきたら、笑ってやろうウシシ

 

この日も11時頃、この家を訪問した。

 

ピンポーン

 

インターホンにN子が出て、勝手口に回れという。

 

いつもだ。

 

玄関はお客様用だというのだ。

 

じゃあ、私は何なんだよむかっムキーッ

 

家族に最も近い人物と言うゲホゲホ

 

聞こえはいいが、どうせ、気を使う必要のない唯一の他人だとでも思っているのだろう

 

その証拠に、家に上がろうとすると、N子はこう言った。

 

「ついでに細切れの肉買ってきて」

 

何のついでだ?

 

嫌そうな顔をすると、

 

回れ右をさせられ、背中を押された。

 

つべこべ言わずに買ってこいと言うことらしい。

 

お金ぐらい渡せよ。

 

まあ、よくあることだ。

悲しいことに、お使いは慣れている。

スーパーの方へ自然と足が向く。

 

まあいい、スーパーまで歩いて5分もかからない。

 

すぐに戻ってくると、N子はキャベツを切っていた。

 

お昼はどうやら焼きそばのようだ。

 

エノキを入れるな笑い泣き

ナスを入れるな笑い泣き

キャベツと肉だけにして欲しい。

 

どう見ても、冷蔵庫の在庫整理で焼きそばを作っているように見えるぐすん

 

私がそう言うと、

 

「そんなことするわけないじゃん」

 

絶対している!

 

そう思ったが、言ったところで聞く相手じゃない。

 

私は、勝手知ったる戸棚から湯呑やお茶などを準備した。

 

どうせやらされる。

 

その内、焼きそばが出来上がった。

 

N子は冷蔵庫から、お皿に盛ったいなりずしを出してきた。

 

そうか、そうか、私のために用意してくれていたのだなイヒ

 

「あっ、それ、昨日の残り」

 

フン、そんなことだと思ったよ。

 

頂きまーすもぐもぐ

 

食べ始めたはいいが、肉が入っていないガーン

 

ふと、N子の皿を見てみると、肉がてんこ盛り。

 

私が文句を言うと、

 

「アッ?そっち肉入ってなかった?」

 

何で、エノキとなすばっかり入ってんだよパンチ!

 

「ごめん、ごめん」

 

N子はそう言いながら、自分の皿から肉を私の皿に移した。

 

食べかけ移すな!

 

 

自分でも信じたくないが、これが私の35年来の親友だ。

 

どちらか死ぬまで、親友でいる・・・・・・

 

そう心に決めている。