最近、金券ショップには、UC商品券の持ち込みが多い。
しかも完封の100枚が多い。
千円券なので10万円だ。
何でだろうと思っていたら、やっと今日その理由が判明した。
お昼過ぎにやってきた50代の主婦のお客様だが、
買取コーナーの方に、UC商品券をお持ちになった。
完封一束と、別にバラで20枚で12万円分だ。
お客様は商品券を差し出しながら
「ホントは売らずに自分で使いたいんだけどねー。」
意味深に笑う。
「換金しないことには、支払いができないのよ」
お客様の言いたいことが分からないので、曖昧に笑っておいた。
「ここだけの話なんだけど…‥」
ココだけの話を見ず知らずの私にする?
私は初対面だ
ココだけの話は、きっとあちこちでなさっているに違いない。
聞くところによると、ソフトバンクがキャンペーンをやってて、そのキャッシュバックとして商品券をもらったと言うのだ。
夫婦2人と子供の分をMNPした見返りだ。
子供の人数は聞くのを忘れたが、まさか子供10人と言うことはないだろう。
せいぜい2人か3人?
だから、解約手数料を払うので、換金したいとのことだった。
ずい分とお釣りがありそうですね
私は、のどまで出かかった言葉を飲み込んだ。
キャッシュバックって今もやってる???
総務省の規制で、昨年の2月で,キャリアのほとんどが、キャッシュバックの終了を明示
したはずだが・・・・・。
確かに、ネットでは今でもやってるとは知っていたが、まさかまだ普通の店舗でやってるとは思わなかったから驚きである。
でも、実際にはやっているところがあったのだ!
この方は、たまたま、先月、携帯会社に聞きまわったら、キャンペーンに行き当たったと
言うことだった。
今年の2月に総務省のガイドラインが発表され、覆面調査も始まっていて、
各携帯会社も警戒状態だ。
宣伝広告などはどの店も自粛している。
この方が、足を運んだからこそ知りえたキャンペーン情報だったようだ。
そのお持ちになった商品券には、家電量販店の名前が入っていた。
お客様はそこの店舗で、手続きを行ったらしい。
同じ商品券をお持ちになった方々も、同じ経緯で換金に来られたのだろう。
携帯会社の代理店は、販売手数料をキャッシュバックに回すことによって薄利多売で
売り上げを増やすと言う戦略は続いているようだ。
カラクリはそう言うことだったのね。
それにしても、12万とは高額である。
確かに、総務省の規制がある(昨年2月)までは、各キャリアもなりふり構わずキャッシュバックを声高々とうたい文句に客寄せをしていたが、最近は、ぱったりとそういう話も聞かなくなっていた。
多くの人が、もうキャッシュバックなどあきらめているのではなかろうか?
一家に数台、家計の通信費は、できるだけ抑えたいのが家計を預かる主婦の心理。
日頃から、携帯会社に探りを入れておけば、思わず美味しいキャッシュバックキャンペーンに
出会えるかもしれない。
狙い目は、直営店ではなく、代理店がいいようだ。
生き残りをかけた、熾烈な戦いは、表舞台を降りて裏でひっそりと行われている
のかもしれない。
ただその金額は、残念なことに、やはり減少傾向である。
キャッシュバックの話を友人にラインで伝えると、
「もっと早く教えてよ!」
と、鬼スタンプが送られてきた
「日頃の行いが悪いからよ」
笑いこけてるスタンプを送り返してやった
彼女は、先月MNPしたばかりである。
彼女が得たのは、ポイント1万円分だ。
その時、彼女はそのポイントでさえ、ラッキーだと喜んでいた。
彼女にキャッシュバックの話は、知らぬが仏だったのかもしれない。
言うんじゃなかった・・・・
でも、つくづく思った。
知っている人と、知らない人、そこには大きな得と損があるんだね。