御中元、お歳暮に人気と言えば、まず思い浮かぶのがビール券ですよね。
昔ほどではないけれど、今でもビール券は手頃な贈り物として、喜ばれる商品券の一つです。
でも、ビール券には、大瓶(633ml)2本とか、缶(350ml)2本とか記載されているだけで一般の商品券と違い、今一つ金額がはっきりしませんよね。
贈り物にビール券をもらったけど、これっていくらぐらいもらったのかしら?
気になったりしませんか。
お返しを考えるなら、尚更気になりますよね。
金券ショップにビール券を売りに来られるお客様は、このビール券の額面を知らない方が非常に多いようです。
しかも、ビンと缶の表示の違いで金額が大きく違うことにさえ、気づいていらっしゃらない方もいらっしゃいます。
でも、ビール券って、ちゃんと額面金額が記載されているんですよ。
ビール券、もらう方も贈る方も、最低限額面金額ぐらいは押さえておきたいですね。
目 次
1、ビール券額面金額の見方
2、古いビール券って使えるの?
3、ビール飲まないんだけど‥‥他の使い道
4、ビール券ってどこで買えるの?
5、金券ショップでビール券を買う時
1、ビール券額面の見方
A-20-724 (724円)
上画像が、最新のビール券です。
赤枠の部分が、額面金額ですね。
このビール券を贈る方は、実はこの額面金額だけを支払うだけではないんですよ。
ビール券には、流通経費と言うものがあって、それを購入と一緒に支払わなくては
なりません。
瓶2本 724円(額面)+60円=784円
缶2本 494円(額面)+45円=539円
販売額と使える額面の金額が違うのが、他の商品券とは違います。
結構、流通経費って大きいですよね。
仮に、大瓶券10枚贈るとしたら、7840円もかかるのに、もらった人は、7240円しか使えないんですよね。
その差600円。
名目は流通経費なんだけど、これって販売店のマージンも含まれてるんです!
贈る方は、何か損した気分になりますね。
でも、ビール券は依然として、お中元、お歳暮の定番として人気が高いです。
やはり手軽と言うこともあるのでしょうね。
2、古いビール券って使えるの?
引き出しの中から20年も前のビール券が出てきた!
なんてことは、よくある話です。
でもこれって使えるの?
使えます!
但し、全国酒販協同組合が発行するビール券には期限の記載があり、それを過ぎていればこちらは使えません。
ビール券は、今では全国酒販協同組合が発行するビール共通券のみとなりました。
以前は、サッポロ、キリン、サントリー、アサヒなど、各大手メーカーが独自に発行している券もありました。(下画像)
AD-458 (458円)
引き出しの中から出てくる古い券で、使えるかどうかわからないと思われるのは、むしろ、上画像のようなメーカー発行の券ですね。
他にも種類は多数あります。
大手メーカ発行の券は期限がなく、裏面を見ると1997年の標準価格に基づいていますなどと書かれていたりして、ギョッとしたりしますよね。
30代の方なら、「その頃、あたしまだ子供なんだけど!」なんてね。
大丈夫です、どんなに古い券でもちゃんと使えますから。
ビール券には、古い券にも額面金額が記載されており、その額面の金券として利用できますので安心してくださいね。
金券ショップでも買い取ってくれますが、古い券は買いたたかれやすいので、自分で使った方が得です。
眠らせておかないで、有効に使いましょう。
3、ビール飲まないんだけど‥‥
お酒は一切飲みません!
せっかくビール券をもらっても、こういう方もいらっしゃいますよね。
まあ、お気の毒ですこと・・・・・
意外と多いんですよ、こういうミスマッチ。
贈る側は、そんなこと知らないで良かれと思ってやってることなんですけどね。
じゃあ、そういう人はどうしましょうか・・・・・?
金券ショップで換金でもしますか…‥。
もちろん、それも確かにいい手ではありますね。
でも王道ではありません。
なぜなら、金券ショップは額面では、買ってくれませんからね。
田舎になればなるほど、その買取率は下がる傾向にあります。
ビール券はとてもあいまいな券と、業界では言われています。
なぜそう言われているのかと言うと明確な基準のないまま導入に踏み切っており、販売に際しての決まりごとを販売店が独自に決めていいようにしたのです。
お釣りを出すとか出さないとか、
商品はビールだけだったり、
酒類全般OKだったり、
お酒は一本だけ買ってくれたら後は、他の商品も買ってもいいよ、だったり・・・・・。
お店によってその扱いが違うってことですね。
では、ビール券を使う側としたら、それを逆手に利用しましょう。
ビール券の扱いは、いくら独自に決めていいとしてもやはり似たり寄ったりではあります。
お酒だったら何でも買えるんですね。
しかもお釣りは、多くの店で出ません。
最近では個人の酒屋さん自体が減ってきており、多くの店では割引して販売しているところがほとんどです
しかも種類もありとあらゆるものが販売されています。
ビール券でビールしか買えないなんて、時代に合いません!
そこで、
ビールを売ってるお店の中には、「お酒なんか買わなくても何でも買っていいよ」と言うところが少しづつ出てきました。
ドラッグストア、ディスカウントストアなどでビールや食品なども一緒に扱っているお店によくあります。
意外と、身近にあるものですよ。
もちろんお店によって、お取り扱いの方針は違いますので、それぞれお店で
確認してくださいね。
ちなみに私はいつも、近くのドラッグストアーでビール券を食料品購入に充てています。
4、ビール券を贈る時
ビール券を贈りたいんだけど‥‥
どこで買えばいいの?
ビール券って以前は酒屋さんなどで、簡単に手に入ったのですが、最近は扱わないところが増えてきたようですね。
金券ショップには、「あちこちの酒屋さん回ったんだけど、どこも売ってないのねー」と言いながら駆け込んでこられるお客様がいらっしゃいます。
もちろん、金券ショップは流通経費の分を頂かないので、普通に買うよりは安く買えます。、
それを目当てに買いに来られるお客様も多数いらっしゃいます。
流通経費なんて、わけわかんないもの払いたくもないですものね。
このようにビール券は金券ショップで安く買うことができます。
但し、購入の際に重大な注意点がありますので、その点は⑤で詳しく説明します。
ビール券の一般的な購入場所は、下記となります。
百貨店
大手スーパーなどのサービスカウンター
比較的大きい酒屋(事前に確認しないと、無駄足あり)
ビール券は、ダースで考えるため枚数は、6枚、12枚などで贈るのが一般的ですが、誰でも予算と言うものがありますよね。
もちろん、5枚とか10枚とか切りのいい枚数でも大丈夫ですよ。
気持ちが大事ですものね。
5、ビール券を金券ショップで買う時に必ず注意すること
ビール券は先ほども言いましたが、金券ショップでも購入できます。
ですが、通常の販売店のようなサービスが一切ありません。
封筒、のし書き、包装など自前になります。
それだけでなく、ビール券はすべてお客様から買い取ったもので、人の手から手へと渡ってきたものであることを頭に置いておきましょう。
それでも、最新のビール券の場合、見た目もキレイで充分に贈答用として対応できる券を販売しています。
但し、金券ショップにもよりますが、中にはよれている券が紛れている場合もありますので、気をつけましょう。
しかも裏手には、販売元の酒屋さんの裏版が押されているものもあれば、デパート名の印刷がきれいに入っているものもあります。
もちろん、販売元が記載されていないまっさらなものもあります。
このように、金券ショップには同じビール券でも、いろんなところで販売された券が集まっているのです。
ですから、買う側にちょっとした前知識を持って購入していただきたいと思います。
そこで金券ショップで、贈答用のビール券を買う時は以下の点に気を付けて下さい。
①最新の券かどうか(最初の2種類の画像)
②ビール券の枚数の確認
③裏手を確認し、同じ販売店名、もしくは何も記載されていない券でそろえる。
④ビール券に、よれがないかなどのチェックをする。
※金券ショップによっては、ある程度気を使ってくれるところもありますが、まったく無頓着なところもあります。ご自分で以上の4点は確認された方がいいでしょう。
補足
金券ショップでは、最新のビール券をご自分用に買おうとされる方がいらっしゃいますが、全くお得ではありません。(自分で使う場合)
値札が流通経費を含んだ金額より、安い金額で販売されているため(二重表示)
単純にお得な券と勘違いされやすいのです。(贈答用にするなら、お得です!)
これは、ビール券に価格が二つ(額面金額と流通経費を含んだ金額)あるために起こる勘違いです。
皆さんは、もうそんな勘違いはありませんね。
額面金額の見方が分かったのですから。
金券ショップでは、たまに、旧ビール券を販売していることがあります。
こちらは額面以下での販売なので、ご自分用でもお得ですよ。
ビール券は、、もらったり贈ったりと便利で手軽な券です。
しかも、よくもらって忘れやすい券でもあります。
ビール券はとても使いやすい券ですので、眠らせておかず有効に使いましょうね。