職場に何かと攻撃的な女性がいる。適度に距離を取るのが一番いいのだが、同じ仕事をしているとどうしてもかかわりあう場面が出てくるものだ。
うまくかわせる人はいいが、中には見事に餌食になる人がいる。
確かに、攻撃的な人とは、それが他人事としてみる場合には、実に興味深い。
人となりを知るには、格好の分析材料である。
なぜ、人は攻撃という手段を選ぶのか?
その心理はどのようなものか?
一体攻撃する人は、何を求めているのか?
私のごく身近にいる攻撃的な一人の女性を通して紐解いていきたいと思う。
攻撃する人は、ターゲットを見つける
あなたの職場にもいないだろうか。何かと面倒見がいい人。何かと世話を焼きたがる人。こういう人は、もしかしたらある日突然、攻撃する人に豹変するかもしれない.。
攻撃する人はみんなから嫌われているわけではない。当然だ。その人が攻撃する人は、弱い人と決まっているからである。
攻撃する人は、絶対に自分より強い立場の人間には手を出さないし、むしろ強い人たちの前では、いい人を演じている。
職場においては、弱い立場の人間、つまり新人がターゲットになりやすい。新人でなくともいつまでも仕事ができないと思われると(本当仕事ができないかどうかは別)、格好のターゲットになる。
新人の時は、しっかり仕事を覚えよう。仕事の知識は武器になる。
あなたがもし新人なら、攻撃する人を察知した時は、仕事のことはできるだけ聞かないで明るく挨拶だけしよう。むしろかわいい後輩と思われれば、攻撃する人もあなたの前では「いい人」になる。
攻撃する人は、偏った正義感を持っている
私のの職場にOさんという40代半ばの女性がいる。彼女はパート女性達のリーダー的存在である。
私は派遣であるが、この0さんが攻撃のターゲットにしているのは、派遣のKさんとYさんだ。
もともと、Oさんは派遣に対して異常なほど厳しい。派遣は離職率が高いためどうせ、すぐに辞めていくと思っているので気を使いたくはないのかもしれない。会社全体にそんな雰囲気がある。
それをいいことにOさんは派遣に対して大柄な態度だ。もちろん、勤続6年のOさんからしたら、入ったばかりの新人でも派遣というだけで、彼女より時給が高いのだから気に食わないのも分かる。
だが、それは派遣が悪いわけではなく、そういう仕組みを作っている会社の責任だろ?私らにその不満を投げかけてもらっても困るというものだ。
Oさんはパート仲間の間ではすごく面倒見がいい。何か困っている人を見つけては、仕事を手伝ったり、やたら親切に教えまくっている。多分それだけなら、いい人なのだろう。
私達の仕事は、主にお客様からの電話を受けるのが仕事だが、かなり、他の雑用的な仕事もやる。お客様の接客までやらされる。そんな時、腰を悪くしているパート仲間の人が重い書類を運んでいたり、遠い倉庫まで伝票を取りに行く場面に遭遇した時、Kさんや Yさんが近くにいようものなら、
「〇〇さんは腰が悪いんだから、気を使ってあげて!」
「〇〇さんは、妊婦さんなんだから、倉庫ぐらい代わりに行ってあげて!」
「お客様が来たら、さっさと席をたちなさいよ!ここの仕事は、座って電話を取るだけじゃないからね!」
と、いきり立つ。
KさんやYさんにすれば、〇〇さんが腰が悪いことも、妊婦さんが、倉庫に行こうとしていることも知らないんじゃないの?という成り行きである。むしろYさんの方が、半年前、ぎっくり腰を起こしたの覚えてないのか?と傍から見ている私の方が言い返したい思いに駆られる。
そして帰りの時間になって、5分ぐらい時間が過ぎて仕事をしているパートさんがいると、
「なんで引継ぎしてあげないん?〇〇さんは幼稚園のお迎えに間に合わんでしょ!」
知るかよそんなこと!
私達B組は、A組さんとは話す機会が少ないので彼女達の生活環境まではよく知らない。Oさんの早出A組は、遅出B組より3時間ほど早く帰る。そのため,A組がタイミング悪く接客をしていたりとか、ややこしい電話で時間通りに帰れないと、このOさんがしゃしゃり出てくる。
そういえば、いつか言われたな・・・・・
「B組さん達!私達、帰る時間が決まっているんだからもうちょっと気を使ってくんないと困るんだけど、小さい子供さんがいたり、ご主人が入院していたり、いろんな事情がある人達がいるんだからさ、そこんとこ分かってくれないと!」
お前は社長か?
なんだか、B組がA組に意地悪でもしているような口調だった。
帰る時間ぐらい、自分で調整しろよって話である。私達B組は夜組のC組の人数がかなり減るので、10分、15分帰る時間がずれ込むのは、日常茶飯事なのにね。
一見このやり取りは、後ろの上司から見ると、思いやりのない、そして気が利かないB組(特にKさんとYさん)を先輩のOさんがたしなこめているという構図に見えるのだろうな。
これって正義か?
攻撃する人は、優越感に浸りたい人である
Oさんは時間になるとフロアー中に響き渡る声で言った。
「今日もありがとうございます。大変お疲れさまでした!」
これ、帰り際のOさんの恒例の挨拶だ。
うるさい!黙って早く帰れ!
これもまた、私の恒例の心の叫びである。多分B組は全員思っているだろう。
KさんがOさんが帰るのを待ってたかのように、私に話しかけてきた。主任から渡された書類で聞きたいことがあったようだ。だがちょっと話しかけるのが早すぎた。
10メートル先に背中を向けていたはずのOさんが慌てて舞い戻ってきた。
書類を持って私に話しかけるkさんの姿をドアを閉めるときに見かけ、ピーンとくるものがあったのだろう。
彼女は、無類の教えたがりである。戻ってきた彼女はその書類を奪い取り、ペンをもって講釈を始めた。
こいつ教えるためにわざわざ戻ってきたのか?
私は、Kさんに同情的な視線を送り持ち場に戻った。そして気の毒に思いながらも鳴り響く電話を取った。私に打つ手はない。
Kさんはまるで蛇に睨ま江たカエルのようだ、身動き一つしない。
Oさんは、A組のパート仲間には優しく教えるのに、B組に教える時は、天と地ほど対応が違う。きついのだ、言い方が。
意地の悪い家庭教師ができの悪い教え子を馬鹿にしている辛辣さがある。
小学校3年生のお姉ちゃんが小学校1年の妹に、「あんた、掛け算もわからないの?」とバカにしているのと一緒のパターンだ。
もっとも、最近では、B組ではOさんなんぞに聞く人もいない。ただ、なぜかKさんとYさんは聞いてもいないことを無理やり教えられている。
この人、教えることが好きなだけで、教えることは決して上手ではない。しかも間違っていることもしばしば。
オペレーターの仕事は小さなミスが致命傷になる。間違った知識はお客様の苦情のもとになるのだ。Oさんはこのことがよく分かっていない。教え方も一方的で、いざ、「だったら、こういう場合はどうなんですか?」と深堀の質問を投げかけると、ほとんど答えられないか的外れな答えを出す。しかも当然知ってるだろうはずのことを全然知らないことがある。
「お前、6年もいるんだろ?そんなことも知らないで仕事してたのか?」と思ったことも1度や2度ではない。
なぜOさんはこれほどまでに教えたがりなのか?
それは、優越感に浸りたいからだ。彼女の魂胆が見え見えである。
攻撃する人は注目を浴びたい人である
朝から鳴り響く電話。私の仕事のメインは電話を取ることだ。だが会社には多くのお客様もやってくる。お客様の相談窓口にもなっているのだ。
0さんは日ごろ厳しいことを言っているだけあって、さすがによく動く。彼女はお客様がやってくると、一番に立ち上がり接客をこなす。もともと、別のデスクワークをしていた者達の仕事だったのだが、商品知識のあるオペレータがいつしかやるようになった。
Oさんが好きでやってるのだから、勝手におまえだけやっとれ!で済む話なのだが、そうはいかないのが仕事ってもんだ。お客様とは、一人ずつ順番にやってくるわけではない。なぜか、2,3人重なってやってくるかと思えば、1時間、誰も来ない時間帯もある。当然Oさんも暇なので、電話に掛かる。当然接客できない場面は出てくる。他の人が代わりに接客するのだが、一歩出遅れると、叱責を受ける。
叱責を受けるのは大概決まっている。KさんとYさんである。二人とも優しくてとてもいい人である。気が弱いのが難点だ。
「お客様が第一やからね!お客さんがこっちに向かっているときにはちゃんと席を立つんよ!もうちょっとお尻が軽くならな!」
尻軽女になれと?
確かに、透明ガラスの玄関の入り口は、お客様がやってくる姿が10メートル先ぐらいまで見える。
ただしお前の座っている席からはな!
それがはっきり見えるのは、一番前に陣取っているOさんの席からだけである。
実際、KさんとYさんの席からはこのお客様の姿が少し腰を浮かせないと見えない位置にある。電話の応対をしながら、メモを取りながら、パソコンを駆使しながら、そんなことやれるわけがない、やる必要もない。気づいた人が先に立てばいいことだ。
「いらっしゃいませ!」「どういったご用件ですか?」「さようでございますか(彼女はこの言葉が気に入っている)」「ありがとうございました!」「(帰っていくお客様に)お気をつけて!」などなど。
彼女は意図的に一人で切り盛りし、聞こえよがしに「ああ忙しい」を連発する。
別に人数はそれなりにいるのだから、一人で接客をする必要などどこにもない。
要するに「私、こんなに仕事してます!」のアピールなのだ。
そのわざとらしいアピールは、確かに効果があった。目くらのアホ課長がそれに一目置いているのだ。Oさんの電話のミスが多いこはどうやら知らないようだ。Oさんは、しょっちゅう席を立っているので、お客様との会話の内容をパソコンに入力し忘れたり、折り返しの連絡先が間違っていたり、結構つまらないミスが多い。
私はこのアホ課長の管理職としての資質に疑問を持っている。ひな壇の上で、のらりと仕事をしている彼には物事の本質が見えないのだろうか。
実のところ、Oさんが帰ってからの方が、相談窓口にやってくるお客様の数は増える。多くのお客様はむしろB組が対応しているのだ。
さぞ、一人で切り盛りしたがる0さんが帰れば忙しくなる!と思うだろ?
それがぜーんぜんなのだ。むしろ私達はゆったりした気分で仕事をやることになるのだから不思議だ。KさんとYさんの目にも生気が戻ってくる。もともと人数がそれなりにいるのから、手分けすれば、大したことはない。電話の方で、キリが着く人が自然と立ち上がり、連携プレーでスムーズに物事が進む。Oさんがいると、逆にOさんを目立たたせなければと気を使うので、みんなどうしても遠慮がちになるのだ。
私は、Oさんが一人で切り盛りする本当の理由を知っている。
彼女は注目を浴びたい人なのだ。
攻撃する人は反撃に弱い?
Oさんの攻撃は大概YさんとKさんに向かっているが・・・・私も実は攻撃のターゲットになりかけたことがある。
まだ、会社に入って3カ月ぐらいのことだったと思う。気が利かないと遠回しによく言われた。そして、幾度となく「これやっといて! 」と、仕事を押し付けられたこともある。私もその頃は、まだ猫をかぶっていたのでしおらしく何でも「すいません」と謝り、「はい」と従った。私はこの時、長いものには巻かれる方が一番いいと考えていたのだ。
ある日のことだ。お客様の問い合わせを受けた。結構重要な案件で、一連のやり取りの履歴を残しておかないと、次同じ人から電話を受けた場合、流れがわからないとややこしくなるような内容だった。
当然私は必要性を感じパソコン上で履歴を詳しく残した。
ふと顔を見上げると、私のすぐ横に人影を感じた。Oさんである。
なんでこいつここにいるのだ?と思ったが、特にその時は気にしなかった。だが後で、同僚が言った。「監視されてたよ」と。
確かに20分程の長い電話だった。新米の私が何か失態をやらかすとでも思ったのだろう。
数分後、今度はOさんがややこしいお客様と話している声が聞こえてきた。しきりと謝っている。
私が先ほど話した内容と似ていた。一瞬、さっきのお客様か?と思いソバ耳を立てたが似てはいるが内容の趣旨の一部が決定的に違っていることに気が付いた。
全く別の人からの電話だ。
「すいません、前に受けたものが何にも履歴を残していなかったもので・・・・」
Oさんが私が受けた電話だと勘違いしているのは、話のやり取りですぐに分かった。
案の定、電話を切った彼女は怖い顔をして私のもとへやってきた。
「つつのんさん!いったいどういう対応してんの!履歴も残してないじゃん!」
「どなたからの電話ですか?」私は低い声で言った。
「田中様(仮)からよ!アータがさっき電話受けてた人よ!」
「私が受けたのは、鈴木様(仮)からですけど」
自分でもぞっとするぐらい冷たい声が出た。
私はこの時、Oさんが完全に私を侮っていることをはっきりと感じ取ったのだ。仕事を押し付けられたこと、悪口を言われたことが走馬灯のように、頭の中を駆け巡った。
しかもこいつは、私より一回りも年下なのだ。なんで私がこんな女に気をつかわにゃならんのだ!
私は、しっかりとOさんの目を見据えて、冷たい視線を投げかけながら「他に何か?」と言った。
Oさんの顔がみるみるゆがみ「ちょっと間違えただけでしょ!」
そう捨て台詞を吐いて、踵を返し席に戻って行った。
アホか、この女。
私達のやり取りを周りは見ていたのか、しばらく誰も無駄口をたたく者はいなかった。いつもなら、暇さえあれば、話し声が聞こえてくる。この時ばかりは、電話の会話だけが聞こえていた。
しばらくして、仲間内の沈黙を破ったのは意外にもOさんだった。
彼女はA組の仲のいい数人に(わざと私に聞こえるように)
「私はさ、言いたいことをはっきり言うタイプだけどさ、ほんとに怖いのは黙ってて、心の中で何考えてるかわかんない人よね。あー怖い、怖い」
間違いなく何考えているかわからない人とは私のことである。さすがに、私に気を使ってか相槌を打つ者はいない。
私は、わざとクスッと大袈裟に笑って見せた。何考えているかわからない人間なのだから、ご期待にそってやろう。
いつもうるさいOさんはその後、帰るまで一言もしゃべらなかった。
しかも、翌日から彼女が仕事を押し付けることも、あからさまに嫌みを言うこともなくなった。たぶん、その分、私がいない場所でさんざん陰口を言っていることだろう。
知ったことではない。
あれから、1年以上が経過している。
攻撃する人には、子供時代の闇がある
最近の私とOさんとの関係はというと…気に入らないことはたくさんあるが、とりあえず表面上は仲良くしている。周りは「Oさんは、B組の人とはあんまり仲が良くないみたいですけど、つつのんさんとは気が合うみたいですね」などと言う人もいる。
気が合う?合うわけ、ねーだろ! と思うが、時々彼女は私に子供時代の暗い体験を話すことがある。話すというより、話の流れで、ふと、言葉をこぼすというのがより近い表現かもしれない。そのこぼした話を組み合わせると、一つの物語ができてしまう。
ごくごく、普通の家庭に一つ違いの二人の姉妹がいた。姉は優秀で美人。一方妹は、学校の成績も振るわず顔も姉より大きく見劣りがした。両親は姉をより愛し、妹はあまり愛情をもらえなかった。妹は、思春期になると積み木崩しのように荒れ始めた。高1の時事件を起こした。何の事件かは不明だ。鑑別所には入っていたみたいだが、その後少年刑務所まで行ったかどうかはわからない。この話の妹とは、Oさんのことである。彼女の話の中には、保護司さんとの交流の話が2回ほど出てきた。他にも、家計を助けるために工事現場や、警備の仕事をしたことなどを聞いた。Oさんは高校中退で、事務職に就けた時は飛び上がるほどうれしかったと。そして今の仕事が好きなんだとも。
意外と苦労しているみたいだな。
この話は、一つの打ち明け話としてOさんから聞いたわけではない。何かの拍子に話の流れでふと無意識にポロリとOさんの口から出たものだ。
「子供のころ、姉と比べられ悲しかった」とか、
「母方の祖母の家に長いこと預けられていた」とか
「鑑別所でお正月に食べた雑煮の味が忘れられない」とか、
「建築現場できつかった時、中年の面白いおっさんがいてよく笑わしてくれたとか」
「保護司さんが就職祝いに時計を買ってくれた」とか、
こういったエピソードはすべて、別々の日に語られ、時系列で聞いたわけでもない。
しかもその一つ一つは、別の話の流れの中に埋め込まれていたので、Oさん自身、自分が無意識にこぼした言葉が拾い上げられ一つのストーリーとして形を成していることなど知りもしないだろう。
この話、Oさんの作り話か?とも最初は思った。なんせ人の気を引くことにはペテン師並みだ。
だが、彼女のエピソードには矛盾がない。
私がOさんから過去のエピソードの一コマを聞くたびに、親から食べるなと言われた水あめをこっそり盗み食いをしている気分になった。
彼女が事件を起こした話は、誰も知らない。たぶん。
「事件と言っても、絶対人は殺していない!」
あの時の必死の形相・・・・・
これは誰にも言ってはいけない。本能がそう感じた。(ブログでばらすな!)
Oさんの一見、自信家で、ものおじしないその性格は虚勢なのか?
幼き頃の心の闇は、大人になってもその人生を曇らせる。0さんは必死にその闇に抗っているのだろうか。
親に気持ちを理解されなかった悲しみ。高校中退で姉と比べられ続けたゆえの劣等感。祖母の家に預けられ親から捨てられたと感じた無価値観。Oさんの話が事実ならば、どれも確かに重い。
なぜ人は攻撃してしまうのか?
私は、人を攻撃するのは、恐れからくるのだと思う。Oさんを見てそう思うのだ。
私達は、過去を背負って生きているのだから、かつての満たされなかった思いを心の奥底に抱えている。きっと誰でもだ。
その満たされない空洞が深いと、人は攻撃という手段に出るのではないか?
虐待、DVなどは攻撃する人の最も分かりやすい例だと思うが、彼らの多くが子供時代の闇を抱えているのは明らかであろう。いじめられる者が今度はいじめる側にに回る、虐待の連鎖があるのも心の空洞が原因だ。もちろん、誰もが攻撃を外に向けるわけではない。その攻撃は、自分に向かうこともある。とことん自分自身を痛めつける人もいる。大人になっても、子供時代の被害者役を演じ続ける人もいるんだろうな。
攻撃する人は恐れているのだ。そしてまたOさんも恐れているのだ。
本当の自分は価値がない。
本当の自分は優秀ではない。
本当の自分は誰からも注目されない。
本当の自分は愛されない。
そのことがバレてしまうことが何より怖い。そのことを受け入れることが怖い。
だから攻撃という手段を使い、相手を落とし込め優位な立場に立ちたがるのだろう。
優越感に浸るのは心地いい。あなたにも経験あるだろ?私もある。だけども、こんなのはまやかしだ。本当の自信なんかではない。
攻撃する人も私達自身も本当に人生に求めているのはありのままの自分を認めることなんだと思う。
Oさんにはさんざん悪役として登場してもらったが、それでも私はOさんの長所も知っている。
攻撃しない時のOさんは、生き生きと仕事をしている。「仕事が好き」という思いが伝わってくるのだ。この部分は、私はかなわないな。人を攻撃なんかしなくても彼女なりの良さを生かせばいいと思うのだが…‥うまくいかないものだ。
YさんとKさんへの攻撃もしばらく続くだろう。わが職場の春はまだ遠い。