コロナの緊急事態宣言の解除に伴い、だんだん気分がゆるゆるになってきた。油断は禁物だとは思うが、さすがに気晴らしがしたくなってきた。
何だか一気に感染者が減ってきて、あれ?って感じ。
4月の中旬ぐらいまでは、これは今年いっぱい続くだろうな‥‥と長期戦に備え、マスクもしっかり買いためた。
それなのに・・・・
何だか最近、マスクが手に入りやすくなった。中国からの輸入が再開されたことが大きな理由だろう。まだ、ドラッグストアーやスーパーなどその辺の店ではまだ売り切れ状態が続いているが、意外と別ルートで買える。
職場でも、取引先から仕入れることができるようになって、50枚2000円程度で買うことができるようになった。
遅いんだよ・・・・すでにネットで購入済みだ。
まだまだマスクの着用は続くだろうが、最近やたら暑い日がある。そんな日はさすがにマスクはしたくない。
今日、久しぶりにどうしても買わなきゃいけないものがあって、近くのショッピングセンターまで行ったが、駐車場はガラガラ。まだまだ自粛ムードだ。それでも警備員さんが、道を誘導してくれる。もちろん、警備員さんはマスク着用だ。ふと思った。この人たち、これからどんどん暑くなるのに、マスク着用で仕事するのか?
一週間ほど前、体育の授業で、長距離走をしていた中国の中学生が3人亡くなったニュースを見た。いずれもマスク着用。どうしてもマスクをしていると、吸った息がこもりやすくなり、身体が熱を帯びやすくなる。うまく汗をかいて、体温を調節できればいいが、体の機能って、急激な変化にさらされるとうまく働いてくれなくなることってあるんだよな。最近みんな運動不足だろ?体力無しで、夏を迎えれるのだろうか。
例年にも増して、今年は熱中症対策が必要になる。
消防庁の調べによると、2019年5月から9月の全国における熱中症による救急搬送された人は71,317人。死亡者数が126人だ。今年も5月に入り、気温が30度超える地域ががあり、すでに搬送された人が50人を超える。
熱中症ではコロナみたいに死なないだろ、たまにお年寄りが亡くなったニュースは聞くけど・・・・・。
そんな認識ではないか?確かに126人はコロナの死亡者数(5/19付 768人)には遠く及ばない。
でも、詳しく調べてみると、おっそろしいことが分かった。
そのずっと後に発表される厚生労働省(熱中症による死亡者数、人口動態統計)という資料がある。
ビックリするほど、消防庁の統計と違うのよ。どうかすると10倍?なんで?
厚生労働省の統計資料は1995年~2018年(平成7年~平成30年)までしか載っておらず2019年を確認することができなかったが、でもあまりに数字が違うことに驚いた。
この疑問に答えてくれたのが、ヤフーニュース記事だった。
それによると・・・・
消防庁の集計・・・・119番に救急車だ運ばれた人が対象で、しかも初診時において熱中症による死亡が確認された人。
厚生労働省の集計・・・・最終的に死亡が確定した段階で医師が診断書に熱中症と記載した数。
ニュースで報道されるのは消防庁の速報として集計された方で、そのあとの厚生労働省の集計分はずいぶんたってからの確定数字なので、ほとんど報道されない。その報道されない確定死亡者数は下記の通り。
2019年 未確定 (救急搬送者数7万1317人)
2018年 1581名(救急搬送者数9万5137人)
2017年 635名
2016年 621名
2015年 970名
2014年 529え
こんなにいるんだね、知らなんだ。気になる人は厚生労働省の統計資料を見てみるといいよ。5歳ごとの年齢別に区分されている。
要するに、熱中症が原因で亡くなる人が私たちが思っている以上に多いってことなのね。
さて、さて、コロナと熱中症、どちらも気がかりではある。
細菌学の見方だとウイルスの性質は、湿度が高くなるとウイルスに水がついて重くなり、空中に浮かぶことができなくなり地面に落ちてしまうんだそうだ。それで、6月の梅雨明けにはいったん終息するのだという専門家の意見がある。但し、インフルエンザのように全滅するのではなくどこかで生き残り続け、涼しい秋口になればチャンスとばかりに再び猛威を振るう可能性は充分にある。
これから、暑くなるに従いコロナの感染者数と熱中症にかかる人の数が反比例するかのような現象が起きていくんだろうな。コロナはしばらくは鳴りを潜めるだろう。
コロナが大人しくしている間に日本の素晴らしい企業がいや世界のどこかでもいい、強力なワクチンきっと作ってくれるよ。うん、そうなるといいな。
これからしばらくはコロナの行き先をしっかり見張りながらも、目の前にやってきている熱中症対策も必要だ。今まであまり気にしてこなかった人も、マスク着用で夏を迎えるのはみんな初めてだと思う。マスク着用していると吸ったり吐いたりの湿った息がマスクの中に保たれるため、のどがカラカラにならない。よって、脱水に気づきにくい!
私も、仕事柄一日中マスクしたまま電話でしゃべっているんだけど、確かにのどの渇きを感じない。普通ずっとしゃべってるとノドってカラカラになってくるんだよね。それがマスクのせいか、あまり気づかない。しかも、マスクをいちいち外すのが面倒で水分を摂るのをつい忘れちゃう始末だ。
熱中症はもともと暑さという環境に体がうまく適応できなることで様々な不調が体に起こることだ。体の中から水分だけではなく塩分も失われ体温の調整がうまくできなくなる。こういった場合、涼しい環境に身を置くというのが一番いいのだろうが、社会生活を送るうえで、そうとばかりも言ってられない。しかも熱中症は高温になった室内でも充分に起こる。
熱中症の症状には、倦怠感、吐き気、めまい、頭痛、筋肉痛や関節痛の痛み、高体温、大量に汗をかくなどがある。コロナの症状と一部かぶる症状もあるため、見分けが難しい。救急搬送する人は大変だろうな。
コロナウイルスの場合、いつの間にか感染してた!なんて不可抗力の部分も一部否めないが、熱中症は予防できるはずだ。
熱中症の予防のポイントはやはり水分補給だ。もちろん適度な塩分も。私たちの身体は水と塩が必要なのだ。
塩水でも飲めばいいのだろうが、さすがにそれは・・・・・
水分取りながら塩昆布や奈良漬けなんか食べるってのもおすすめだ。私が好きなだけだけど・・・・・
最近では経口補水液がドラッグストアーやネットでも簡単に手に入るようになった。経口補水液とは、軽度から中等度の脱水症状に効果を発揮してくれる。不足している水とナトリウム、カリウムなどの塩分を素早く吸収してくれる優れものだ。
スポーツドリンクに似ているが、甘さ控えめで、より電解質の濃度が高く吸収率が高い。これから夏に向かって常備しておくといいかもしれない。
炎天下の中、仕事をするお父さんにも強力な助人になるかも。
これから暑くなるにしたがって、マスク着用のまま夏を迎えるかと思うと、気が滅入る。そもそも、私のような電話でしゃべる仕事って、マスクはかなり煩わしい。何より上唇が引っかかってしゃべりにくい。しかも相手もマスクして電話かけてくるので声がこもって聞き取りにくい。かと言って、マスク外す勇気はない。私たちのような仕事はマスクしないと飛沫がビシビシあふれるからね。ジレンマだわ。
まだまだ、マスクスタイルが続くが、あなたもくれぐれも熱中症にご用心を。