突然、SMSのショートメールで
Amazonプライム会費のお支払方法に問題があります!
と、メッセージが来たら?
私、会員じゃないんですけど・・・・という人なら、問題はない、無視すればいい。
でも、もしもあなたが、アマゾンのプライム会員なら?きっと慌てると思う。
会員であれば、ショッピングでの送料無料、キンドル本の無料購読、プライムビデオ視聴、ミュージックなど…たくさん利用しているものね。
支払いが滞れば、サービスが受けられなくなる・・・・
それは困る!
Amazon会員の私もそう思った。でも、結論から言うとこれは詐欺だった。
ただ、すごく手口が巧妙だ。決して騙されないでほしい。
アマゾンでは、ショットメールでのメッセージは珍しくないと思う。私も、配送連絡や、二段階認証の時など何度も連絡を受けているせいか、慣れっこになっている。
私の場合、ほんの偶然でパスワードを相手側に知られることはなかったものの、実をいうとかなりヒヤリとした。
もしあなたがプライム会員なら、気を付けて!こんなくだらない輩にいいようにさせてはいけない!私たちはちゃんと自分で身を守らなくてはいけない。
あなたが、もしもそんな詐欺など、すぐに見破れる人なら幸いだ。でも私のように何かと信じやすいタイプなら十分注意してほしい。
詐欺手口の一部始終
アマゾンからsmsのショートメールが来た。
何ですか?コレ?
とりあえず、URLをタップしてみた。
いつもと同じ画面なので、疑問もなくメールアドレスとパスワードを入れてログインしてみた。
後でをタップした。
氏名、都道府県、住所を上から順番に入れていく。そして郵便番号・・・・・
ここで、初めて疑問がわいた。何で住所が先で郵便番号が後なの?普通は郵便番号を入れると住所が自動的に出てくるのではないの?しかも、上部の方の(アメリカ合衆国にお届け)の表示も気になった。何となく違和感。手が止まった。
そもそも、何であらためて氏名、住所なんて入力しなきゃいけないんだ?アマゾンさんは、知ってるだろ?今更、確認の必要ある?
パスワードを入れた後に切り替わった画面だったもんだから、何の疑いもなく無意識に入力し始めたものの・・・・・
私は3年ほど前のアマゾン架空請求のことを思い出した。あの時もSMSのショートメールだった。だが、今回のようにアマゾンと同じログイン画面に誘導されるというものではなく、メールに記載されている電話に連絡を入れよとの指示が書かれていただけだった。
まさか今回も詐欺?違うだろ?まだ、この時点では半信半疑。だって、ログイン画面は全くいつもと同じ画面である。
だが・・・・一度抱いた疑念はなかなか消えない。
とりあえず、入力をやめた。支払いが1日2日滞ったとしても、すぐに会員の資格を失うことはないだろう、と判断した。
もし詐欺だった場合を考えて、とりあえずパスワードの変更をしておくことにした。
しかし、ここで問題が起きた。なぜかできない。何度やってもできない。
あれ?どういうこと?
私には、会員登録先の細かいことを記録している専用の手帳がある。それをを見直してみると、1カ月ほど前にアマゾンのパスワードを変更していた。
すっかり忘れていた。相変わらずボケている。だがそのボケがこんなところで役に立とうとは。1カ月前の私はつゆほども予想していなかった。
1カ月前の私よ、ありがとう。
私がショートメールで誘導されたログイン画面で入力したのはひとつ前のパスワードである。要するにそのウソのパスワードでログインが出来たってことになる。
これって、詐欺ってことにならない?これ、もう確定でしょう?
念のため、私はもう一度ショートメールから、ログイン画面にたどり着き、今度はひとつ前のパスワードでもなく、全くデタラメのパスワードを入力した。この時、メールアドレスはどうせ相手に知られてしまっているので似てはいるが、ちょっとだけ違うアドレスにした。
案の定、ログインできた。メール番号もパスワードも違うのに!
私はさらに、ログイン後に出てきた画面で、氏名、住所、電話番号、すべて打ち込んだ。もちろん、ここでもデタラメだ。
最初、警察庁の電話番号と住所を入力しようかと思ったが、調べるのも面倒臭かったので、たまたまテーブルに置きっぱなしになっていた、チラシに書いてある車販売店の住所と電話番号を入力してみた。
全部入力して「継続」をタップすると、面白いことにちゃんと次の画面に切り替わった。その画面こそが犯人?の意図するところだった。
カード番号の入力画面だ。
やっぱりね、これが目当てだったのだ!
ふざけんな!
アマゾンは個人情報を送らせたりしない
私が詐欺師に知られたのは、メール番号だけである。幸い日頃のボケのおかげでパスワードは知られずに済んだ。
今回驚いたのは、アマゾンのログイン画面が全く本物と同じだったことだ。これ、私じゃなくてもつい、うっかり騙されない?
というか、自然と手が動くんだよね。ログインって、あまりに自然にやってることでしょ?
誰もが自分は詐欺には引っかからないと思っていると思う。私もその点は自信があった。それにもかかわらず・・・・一歩間違えば、私はとんでもない被害に遭っていた・・・・
じゃあ、どうするか?
私のような、うっかり人間は手口を変えられまたメールが来たら、それこそまた、うっかり偽サイトにアクセスするような気がする。
かと言って、アマゾンからメールが来るたびに「このメールは大丈夫だろうか?」なんてチェックするのは現実的ではない。
じゃあ、どうする?
アマゾンのヘルプ&カスタマサービスでは、はっきりと書かれている。
「Amazon.co.jpでは、お客様の個人情報をEメールで送っていただくようお願いすることは決してありません。」
そう、アマゾンさんはカード番号だけでなく、氏名も住所も電話番号も、個人に関することは一切聞かないよ、と言っているのだ!
もし、その情報を入力するよう促された時こそ!詐欺の証だ。
今回のAmazonのプライム会費のお支払方法に問題があります!は間違いなく詐欺である。くれぐれもアクセスしないように!
怪しいと思ったら確認して欲しい2つのこと
ちなみに今回の件で2つ分かったことがある。私のように、あまりアカウントとか、いじらない人は知らないかもしれないので念のため記しておく。私も2つとも知らなかった。
①アマゾンのアカウントサービスにはメッセージセンターがあり、アマゾンから送られてきたメールはこちらで一旦確認ができる。
アカウントサービス⇒メッセージセンター⇒メッセージを開く。
※ここに記録されていないEメールは怪しいと思っていい。
②下記に記載されているドメインのいずれかが含まれていない場合は、詐欺メールの可能性あり。但し、それ以外の送信情報を利用する場合もあるとのこと。
差出人のEメール: |
|
そういえば、携帯番号でショートメールが送られてくることがたまにある。
050-5370-4545 パスワードの二段階認証コードの連絡
090-7009-1448 アカウントデータアクセスの試行
※パスワードを変更したときに送られる場合あり。
以上二つの電話番号はアマゾンさんからで心配ない。
まとめ
SMSショートメールで送られてくる、「Amazonのプライム会費のお支払方法に問題があります」は、間違いなく詐欺です!アマゾンの名をかたる詐欺はだんだん、巧妙化しており、見破りにくくなっている。ただ、やることは決まっている。
個人情報の入力を求められたら疑え!
疑ったらメッセージセンターで確認すること!
それでも騙されたら・・・・
電話番号188(いやや!)消費者ホットラインに相談すること!
お互い、詐欺られないよう気をつけようね。